第18節

2016年11月7日(月)/19:00試合開始/浦安市総合体育館/観客843人
5
2
0
3
3
3

加藤竜馬:15分
加藤竜馬:19分
 
オウンゴール:28分
 
 
荒牧太郎:36分
藤原潤:38分

 
 
23分:滝田学
 
31分:森岡薫

35分:森岡薫

背番号
選手名
PS
先発
5
小宮山友祐
FP
6
荒牧太郎
FP
7
中島孝
FP
8
加藤竜馬
FP
10
岩本昌樹
FP
12
藤原潤
GK
18
小野大輔
FP
20
野村啓介
FP
21
水野拓海
FP
 
27
チュス
FP
28
税田拓基
GK
 
33
ケニー
FP
 
背番号
選手名
PS
先発
2
日根野谷建
FP
3
森谷優太
FP
7
金山友紀
FP
8
滝田学
FP
9
横江怜
FP
10
森岡薫
FP
11
室田祐希
FP
12
小野寺優介
GK
13
中井健介
FP
16
篠崎隆樹
FP
17
水谷祐紀
GK
 
20
原辰介
FP

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第18節
バルドラール浦安戦 ハイライト動画

【マッチレポート】



「前半戦」

 最初の決定機は町田が作り出す。森谷優太からのボールを受けた横江怜がゴレイロ藤原潤と1対1の場面を得るが、日本代表ゴレイロでもある藤原がファインセーブでゴールを許さない。



 町田の攻撃が続く。今度は左サイドから室田祐希が切れ味鋭いドリブル突破でディフェンダー2人をかわし、ゴールへと向かうが、右足で放ったシュートは枠を捉えることが出来ない。



 ホーム浦安ももちろ黙ってはいない。前線から激しくプレスをかけ、ボールを奪えば、小野大輔、チュスが強烈なシュートを放った。

 どちらも譲らない展開が続いた。森岡が右足を振り抜けば、ケニーがドリブル突破で町田ゴールへと向かう。



 決定機が多かったのは町田だった。しかし得点に繋がらない。

 左サイド、ペネルティーライン間際で横江が、またも藤原と1対1の場面を作り出すが、シュートはゴールスローへと変わってしまう。頭を抱える横江。それはそうだ。横江のキックスキルなら十分得点シーンへと変わる場面だった。



 町田の攻撃は続く。今度は左サイドから室田祐希が中央へとフィードしたボールに中央ゴール前へとフリーで走りこんだ篠崎隆樹が左足ボレーで合わせようとする。町田サポーターたちが歓声を上げるが、ジャストミートすることが出来ず、スコアレスのまま試合は進んでいく。



 先制点を奪ったのは浦安。15分、ゴレイロ藤原のゴールスローから流れるようにパスが通る。藤原潤、小宮山友祐、加藤竜馬、小宮山、加藤、そして加藤がゴール前へと走りこんだ野村啓介にパスを通す。フリーとなった野村はゴレイロ小野寺の位置を確認した後、冷静にリターンパスを加藤に通す。
 倒れこみながら合わせた加藤のシュートが町田ネットの形を変えてしまう。【浦安1−0町田】 <14分48秒:加藤竜馬>



 更に19分、またもゴレイロ藤原からの攻撃が追加点を生む。藤原、チュス、野村、加藤、野村、そして最後は、また加藤へ。加藤竜馬が豪快に振り抜いた右足シュートが町田ネットに突き刺さった。【浦安2−0町田】 <18分43秒:加藤竜馬>

前半スコア【浦安0−2町田】


「後半戦」

 2失点ともアウトボール後、相手の攻撃開始から一度もボールを奪うことが出来ずにネットが揺れるという展開だった。リスタートから得点に繋がるというケースはよくある。しかし、ゴレイロのスローからいくつものパスが通り、ゴールという結果が生まれるというケースはそれほど多くはないだろう。

 23分、今度は町田の攻撃がそれに似たパターンとなる。浦安陣内右サイドで得たキックインの場面でのキッカーは滝田学。滝田の足を離れたボールは各選手の足元を離れ、最後は浦安ネットを揺らすことになった。

 滝田のキックインから室田へ。室田から森谷優太、森谷から森岡、森岡から再び滝田へ。滝田が放ったシュートは、一度は小野大輔に防がれてしまうが、こぼれ球は滝田の左足を待っていた。豪快に振り抜いた滝田のシュートが浦安ネットの形を変える。【浦安2−1町田】 <22分58秒:滝田学>



 勢いに乗りたい町田だったが、不運な形で失点シーンが生まれてしまう。コーナーキッカー、中島孝のキックがオウンゴールを誘った。【浦安3−1町田】 <27分01秒:オウンゴール>



 またも2点差とされてしまった町田だったが、各選手のパフォーマンスは、下がるどころか、むしろ上がっていく。「町田はこんなもんじゃない」そうとでも言わんばかりに室田祐希が強烈な左足シュートを放つ。

 ゴールへの執念をみせる室田が果敢に浦安ゴールへと向かう。そして31分、室田がペナルティー内で倒されて得たPKを森岡薫がしっかりと決め、またも1点差に詰め寄る。【浦安3−2町田】 <30分33秒:森岡薫(PK)>



 更に35分、浦安陣内左サイドで得たキックインから、最後は森岡が強烈な左足シュートを決め、試合を振り出しに戻すことに成功した。【浦安3−3町田】 <34分50秒:森岡薫>



 勢いは完全に町田が手に入れた。しかし、町田のボール回しを奪った荒牧太郎がショートカウンターで町田ゴールへと向かう。荒牧は小野寺との1対1を冷静に制し、非常に価値ある4点目をスコアボードに点灯させた。【浦安4−3町田】 <35分36秒:荒牧太郎>



 残り時間3分、篠崎をゴレイロにパワープレーを敢行した町田だったが、スコアボードに刻み込まれた数字は「5」。町田のボールを奪った藤原のパントキックがパワープレー返しを成功させる。綺麗な放物線を描いたボールは、ノーバウンドで町田ゴールへと吸い込まれていった。【浦安5−3町田】 <37分20秒:藤原潤>



 重い1点が刻み込まれてしまった。残り時間は2分40秒だ。だが、フットサルという競技では「時間が全く残っていない」という時間帯ではない。
 町田は森岡、横江、篠崎、森谷、そして滝田が最後まで浦安ゴールへと向かう。





 リーグ戦には得失点差というものがある。得点は1点でも多く、そして失点は1点でも少なく。地道に積み重ねた数字が最後の最後にものを言う。各選手たちはそのことを十分理解している。



 その後も決定機は作り出せた。しかし、浦安選手たちの堅守の前に追加点を奪うことはなく、試合終了のブザーが会場に鳴り響く。

後半スコア【浦安3−3町田】
合計スコア【浦安5−3町田】



・・・・・

 2016年11月14日(月)に行われたホームゲーム、アグレミーナ浜松戦では「3対1」で勝利を収め、今シーズン、ホームでの無敗記録を更新し、連勝数を「8」へと伸ばした町田。

 次節第20節の会場は大田区総合体育館。現在暫定順位3位のフウガドールすみだが相手だ。

 大きな意味を持つ重要な試合になる。ホームでの勝利の勢いそのままに。黄色の戦士たちは「勝ち点3」を町田へと持ち帰ってきてくれるに違いない。



「勝て! ペスカドーラ町田」



・・・・・ 第18節を終えた時点での順位等

暫定順位:12チーム中4位
勝ち点:31 − 暫定首位シュライカー大阪(以下大阪):43
*大阪の消化試合数は17試合
勝敗数:10勝1分7敗 − 大阪:14勝1分2敗
総得点数:58点 − 大阪:100点
総失点数:47点 − 大阪:49点
得失点差:+11 − 大阪:+51

*上記情報は、2016年11月7日現在の情報です。

写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com/