第19節

2016年11月14日(月)/19:30試合開始/町田市立総合体育館/観客818人
3
2
1
1
1
0

森岡薫:08分
本田真琉虎洲:11分
 
森岡薫:32分

 
 
16分:山元優典

背番号
選手名
PS
先発
2
日根野谷建
FP
5
甲斐修侍
FP
6
本田真琉虎洲
FP
8
滝田学
FP
9
横江怜
FP
10
森岡薫
FP
11
室田祐希
FP
12
小野寺優介
GK
13
中井健介
FP
17
水谷祐紀
GK
 
19
宮崎貴史
FP
20
原辰介
FP
 
背番号
選手名
PS
先発
1
石黒紘久
GK
4
三井健
FP
6
萩原洪拓
FP
8
松本行令
FP
9
松浦勇武
FP
12
山桐正護
FP
13
山元優典
FP
16
須藤慎一
FP
17
田中智基
FP
18
小池良平
FP
19
山蔦一弘
FP
21
野嶋倫
FP

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第19節
アグレミーナ浜松戦 ハイライト動画

【マッチレポート】



「前半戦」

 今シーズン、ホームゲーム無敗記録を続ける町田の勢いは止まらない。町田らしいボール回しから浜松ゴールへと向かい、序盤から数多くチャンスを作る展開で試合が進む。



 原辰介、滝田学、日根野谷建、室田祐希がそれぞれの特徴を活かし、シュートを放っていく。







 流れは掴んでいる。絶対に結果が欲しい試合展開の中、頼れる背番号10がスコアを動かした。

 7分12秒、浜松陣内左サイドで得たキックインの場面、滝田からのボールに森岡が合わせる。ジャストミートした右足ボレーが浜松ネットを豪快に揺らした。





【町田1−0浜松】 <7分12秒:森岡薫>

 その後も町田の攻撃は続いた。滝田が、中井健介がシュートを放つが、追加点を奪うには至らない。



 浜松も決定機を作り出す。萩原洪拓、三井健と繋ぎ、最後は山蔦一弘が左足を振り抜く。
 強烈なシュートは小野寺の左足をかすめ、ゴールへと向かっていく。失点かと思われたその時、会場に大きな音が鳴り響く。ポストがボールを弾き返し、悲鳴は安堵の溜息へと変わった。



 ピンチの後にはチャンスがやってくるものだ。11分、浜松陣内でディフェンダーをかわした本田真琉虎洲が左足を振り抜く。



 本田の左足を離れたボールが浜松ネットに突き刺さる。貴重な追加点がスコアボードに刻み込まれた。





【町田2−0浜松】 <10分31秒:本田真琉虎洲>

 勢いに乗りたい町田だったが、次の得点を奪ったのは浜松。
 今度は町田陣内で手に入れたキックインの場面から浜松が魅せる。キックインのキッカー、テクニシャン田中智基からのボールに町田ゴール前で山元優典が右足で合わせ、得点差を「1」へと縮めた。





【町田2−1浜松】 <15分14秒:山元優典>

 前半終了間際にも町田は決定機を得ることが出来た。しかし、得点を奪うことが出来ない。浜松陣内でボールを奪った横江怜がシュートを放つが、ポストに阻まれてしまう。



前半スコア【町田2−1浜松】

「後半戦」



 後半に入っても主導権を握り続けたのは町田だった。しかし、浜松も決定的なシーンを作り出す。



 山蔦が、そして、野嶋倫のシュートがゴールへと向かうが、小野寺がファインセーブでゴールを許さない。



 32分、待ちに待った追加点をホームサポーターたちにプレゼントしたのは、またも森岡薫だった。

「ディフェンダーというのは、ただ相手に合わせて対応を続ければ良いという訳ではない。ボールを奪えると思った時には、守備側から足を出すことも必要だ。」そうとでも言わんばかりのプレーを森岡がみせる。

「じっくりと対応して、簡単に足を出すな」フットボールの教科書に載っている「守備の基本中の基本」だ。しかし、基本は基本に過ぎない。実戦では、様々なバリエーションでの対応が必要だ。それを体現できる選手。それが森岡薫だ。

アグレッシブなディフェンスから浜松ボールを奪った森岡がゴールへと向かう。ディフェンダーを引き寄せた森岡は、彼がボールを奪うや否や、素早くゴール前へと向かった室田へとパスを出す。
 すると、今度は室田が魅せる。ゴレイロを引き寄せた室田は、フリーになった背番号10へと冷静にリターンパスを通し、3点目となるシーンの演出に大きく貢献する。



 大きな歓声が沸き起こる。黄色のタオルが回り続ける中、最高のお膳立てを手掛けた室田の周りに選手たちが集まった。



【町田3−1浜松】 <31分09秒:森岡薫>

 残り時間5分、得点差は2点。浜松にとって、残された時間はたっぷりとある。
 パワープレーに出た浜松の攻撃が続く中、ホーム町田での名物とでも言うべきペスカドーラコールが続いた。





 全選手が身体を張って対応する。中井、森岡、横江、滝田、そして小野寺が粘り強く対応を続け、浜松の攻撃を凌ぎきり、ホーム無敗記録を「8」へと更新することに成功した。



後半スコア【町田1−0浜松】
合計スコア【町田3−1浜松】



・・・・・

 2016年11月18日、アウェイ大田区総合体育館で行われた第20節、フウガドールすみだ戦では、死闘の末、勝利を手に入れた黄色の戦士たち。彼らは約束通り、「勝ち点3」をホームへと持ち帰ってきた。



 第21節の対戦相手は暫定首位のシュライカー大阪。2016年8月10日、大阪市中央体育館にて行われた第9節、「ホーム大阪」の大きな力を見せつけられた対戦は記憶に新しい。



 さぁ、今度は「ホーム町田」が彼らにみせつける番だ。



 首位大阪を撃沈する為に絶対に必要なもの。それは、ホームでの一体感が生み出す「魂の叫び」だ。



「勝て! ペスカドーラ町田」

・・・・・ 第19節を終えた時点での順位等

暫定順位:12チーム中4位
勝ち点:34 − 暫定首位シュライカー大阪(以下大阪):46
*大阪の消化試合数は18試合
勝敗数:11勝1分7敗 − 大阪:15勝1分2敗
総得点数:61点 − 大阪:104点
総失点数:48点 − 大阪:51点
得失点差:+13 − 大阪:+53

写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com/