第13節
  第14節

2017年9月3日(日)/12:00試合開始/武田テバオーシャンアリーナ/観客654人
2
1
1
2
1
1

室田祐希:06分
 
中井健介:30分
 

 
08分:森洸
 
40分:齊藤秀人

背番号
選手名
PS
先発
1
ピレスイゴール
GK
2
日根野谷建
FP
3
森谷優太
FP
5
篠崎隆樹
FP
7
金山友紀
FP
9
横江怜
FP
10
中井健介
FP
11
室田祐希
FP
17
水谷祐紀
GK
20
原辰介
FP
22
ダニエルサカイ
FP
99
森岡薫
FP
 
背番号
選手名
PS
先発
5
森脩
FP
6
田中優輝
FP
 
7
霜出聖也
FP
8
水田貴明
FP
9
岡崎チアゴ
FP
10
稲田瑞穂
FP
11
川那部遼
FP
18
藤山翔太
FP
19
森洸
FP
21
齊藤秀人
FP
22
小石峯成彦
GK
 
51
福良一至
GK

DUARIG Fリーグ2017/2018 第14節
デウソン神戸戦 ハイライト動画

【マッチレポート】

「前半戦」

 先制点を奪ったのは町田。6分、森岡薫からのボールを左サイドで受けた室田祐希が中央へ走りこんだ横江怜へとボールをフィードする。



 完璧な角度とスピードでボールが横江のもとへと向かう。「ワンタッチすればゴール」というシーンを阻止しようとした神戸ディフェンスの足に当たったボールがゴールへと吸い込まれていった。







【町田1−0神戸】 <5分29秒:室田祐希>

 勢いに乗りたい町田だったが、今度は神戸が魅せる。神戸陣内で得たフリーキックの場面、キッカー篠崎隆樹の左足を離れたボールの奪取に成功した岡崎チアゴがカウンターで町田ゴールへと向かう。



 素早い帰陣でゴール前を固めた町田だったが、全選手が左サイドでボールを持つ稲田瑞穂に対するボールウォッチャーになってしまう。その一瞬の隙を見逃さなかったのが逆サイドから中央へとフリーで走りこんだ森洸だ。
 稲田からのパスを受けた森が左足で合わせたシュートが町田ネットの形を変えた。



【町田1−1神戸】 <7分44秒:森洸>

 その後は互いに譲らない展開となった。川那部遼がカウンターで町田ゴールへと向かえば、ダニエルサカイが立ちはだかる。



 フリーキックから森岡が強烈なシュートを放てば、バックアップに入った霜出聖也がゴールライン寸前でボールの方向を変える。



 前半残り時間2分を切ってからの決定機は神戸の方が多く作り出す。コーナーキックからのボールに胸で合わせた稲田のシュート。町田ボールを奪った藤山翔太と岡崎チアゴの流れるようなカウンター攻撃。
 普通なら失点に繋がるようなシーンの中、神戸選手たちの前に現れるのが守護神イゴールだ。イゴールのスーパーセーブで失点には至らずに試合が進むが、前半終了間際、右足を負傷した守護神がピッチを後にしてしまう。



 岡山孝介監督はすかさず今試合の第2ゴレイロである水谷祐紀に指示を出す。水谷が今シーズン初のFピッチに向かった。



前半スコア【町田1−1神戸】 

「後半戦」

 森岡のシュート、カウンターから中井健介と日根野谷建の攻撃。チャンスは作り出すものの、神戸ゴレイロ福良一至がファインセーブの連続でゴールを許さない。







 神戸も負けてはいない。町田のボールを奪った森からのパスを受けた稲田の右足シュートが水谷のブロックをすり抜け、町田ゴールへと向かうが、クロスバーが行く手を阻む。



 両チームなかなか得点が奪えずに試合が進む中、均衡を破ったのは町田だった。
 30分、右サイドで得たキックインの場面、キッカー篠崎隆樹の手にボールが渡ると、中井健介が自身のギアを突然トップギアへと上げる。



 マークにつく岡崎チアゴのプレスをかいくぐり、ゴレイロとの1対1の場面を冷静に制した中井のシュートがスコアボードに待望の追加点を刻み込んだ。



 満面の笑みを浮かべたチームメイトたちが中井のもとへと集まる中、両手を左右に大きく広げながらレフェリーへアピールをする神戸選手たち。理由は「ボールがゴールラインを割っていた」という異議だ。



 ボールはセンターサークルへと向かっている。神戸選手たちはレフェリーへの抗議を続けたが、判定は覆ることはなかった。

【町田2−1神戸】 <29分19秒:中井健介>

 残り時間2分38秒、鈴村拓也監督はタイムアウトを申請。神戸は岡崎をゴレイロにパワープレーを開始すると、初回のパワープレー攻撃で決定的なシーンが生まれる。しかし、それは神戸のゴールシーンに繋がるものではなかった。
 町田ゴレイロ水谷が神戸からのボール奪取に成功。水谷の右足を離れたボールが無人の神戸ゴールへと向かっていく。



 神戸サポーター席から悲鳴が聴こえる。
 水谷が放ったシュートが神戸ゴールへと向かう中、町田のパワープレー返しが成功する瞬間を想像した人々は、少なくはなかったのではないだろうか? しかし、ボールの軌道上に全力で戻った稲田瑞穂の左足が現れた。
 スーパープレーに会場が沸く。決定的ピンチを乗り切った神戸選手たちに強烈な追い風が吹く。

 残り時間57秒、稲田の熱い気持ちが結果を引き寄せる。神戸の「背番号10」が放った強烈な右足シュートを一度はゴレイロ水谷が弾くが、そのボールが向かった先は齊藤秀人の足元だった。
 一瞬の迷いもなく振り抜いた齊藤の右足シュートが町田ネットの形を変えてしまう。



【町田2−2神戸】 <39分03秒:齊藤秀人>

 失点直後、今度は岡山監督がタイムアウトを申請。町田のパワープレー開始だ。



 残り時間57秒、両チーム共に「引き分け」狙いの戦闘態勢ではない。「どのような結末が待っているのだろうか?」観衆たちが固唾を飲んで見守る中、最後の攻撃チャンスを手に入れたのは町田。



 左サイドから横江が神戸ゴールへと向かっていく。ゴール前には金山友紀も走りこんでいる。三度目のゴールシーンを期待する町田サポーター達。だが、神戸の堅守は衰えを見せなかった。



後半スコア【町田1−1神戸】
合計スコア【町田2−2神戸】



 2017年9月29日。リーグ戦は第19節を迎える。
 第8節、浜松アリーナで行われたアグレミーナ浜松戦以降、町田が更新を続けている連続無敗記録数は「11」。地道に積み重ねた勝ち点は「39」。首位名古屋との勝ち点差は「7」と追撃に十分な射程距離が続いている。



 第19節の対戦相手は王者シュライカー大阪。会場大阪市中央体育館にて19時キックオフ。アウェイの大阪のピッチで勝利を手に入れ、昨年の覇者シュライカー大阪との勝ち点差を「6」に広げよう。



「勝て! ペスカドーラ町田」

・・・・・ 第14節を終えた時点での順位等

順位:12チーム中3位
勝ち点:29 − 首位名古屋オーシャンズ(以下名古屋):37
勝敗数:9勝2分3敗 − 名古屋:12勝1分2敗
総得点数:47点 − 名古屋:67点
総失点数:32点 − 名古屋:19点
得失点差:+15 − 名古屋:+48

写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com/