【マッチレポート】
「前半戦」
先制点を奪ったのは町田。3分、右サイドで得たコーナーキックの場面、キッカー森谷優太からのボールを受けた森岡薫が、ディフェンスひとりをかわした後に放った強烈な右足シュートがネットを揺らす。
【町田1−0大阪】 <2分13秒:森岡薫>
今度は大阪の佐藤亮が魅せる。キックインからのボールを受けた佐藤が、巧みな切り返しから放った右足シュートが町田ネットの形を変えてしまう。
【町田1−1大阪】 <6分23秒:佐藤亮>
同点弾で流れを手に入れたい大阪だったが、ゴールを奪ったのは町田。大阪陣内、一度はボールを奪われた室田祐希が素早い切り替えからボール奪取に成功すると、室田らしいドリブル突破から右足を振り抜き、再度リードを奪う。
【町田2−1大阪】 <9分34秒:室田祐希>
大阪も譲らない。佐藤亮のカウンター攻撃からパスを繋ぎ、町田ゴールへと向かう。イゴールのファインセーブで一度はピンチを乗り越えたに見えたが、こぼれ球をチアゴに押し込まれ再び同点とされてしまう。
【町田2−2大阪】 <16分09秒:チアゴ>
前半スコア【町田2−2大阪】
「後半戦」
一進一退の攻防となった前半戦だったが、後半は町田が効率よく得点を積み重ねていく展開となった。
25分、室田からのボールを最前線で受けた森岡薫が右足でネットを揺らす。ゴール後、森岡のもとへと笑顔で駆け寄った室田の頭を何度も森岡が撫で続ける。確かに、素晴らしいアシストがあってこそ生まれた得点シーンだった。影の立役者をエースが褒め称える。
【町田3−2大阪】 <24分51秒:森岡薫>
29分、今度は室田が結果を出す。大阪陣内左サイド、ドリブル突破から中央へ走りこむ森谷優太へとフィードしたボールは、ディフェンダーに当たった後、大阪ゴールへと進路を変える。今試合初の2点差だ。
【町田4−2大阪】 <28分59秒:室田祐希>
町田の勢いは止まらない。31分には右サイド森谷優太へのプレッシャーをかける為に集まった大阪選手たちを尻目に、ゴール前で完全にフリーとなった森岡が5点目をスコアボードに刻み込む。
【町田5−2大阪】 <30分08秒:森岡薫>
最後は、大阪選手の退場で得た2分間の数的優位状況内での得点を金山友紀が奪って4点差。決定機に着実に結果を出した町田が大きな6点目を手に入れる。
【町田6−2大阪】 <34分17秒:金山友紀>
今試合の会場は宮城県仙台市ゼビオアリーナ仙台。東京から300km以上離れたアリーナ内でも大きな声援が聴こえてくる。「ペスカドーラ」「ペスカドーラ」。
サポーターの声援は選手たちの背中を押し続ける。残り時間5分43秒、失点直後にパワープレーを敢行した大阪だったが、町田が堅守でゴールを許さずに試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
後半スコア【町田4−0大阪】
合計スコア【町田6−2大阪】
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第28節、首位名古屋との直接対決で勝利を収めた町田は、名古屋との勝ち点差を7へと縮めている。
リーグ戦も残すところあと4試合となった。第30節、2017年12月10日(日)、アウェイ北海道で行われるエスポラーダ北海道戦で引き分け以上の結果を手に入れれば、3年連続のプレーオフ進出が決定する。
「プレーオフ進出」を決め、首位名古屋を追撃しよう。
「勝て! ペスカドーラ町田」
・・・・・ 第27節を終えた時点での順位等
順位:12チーム中2位
勝ち点:57 − 首位名古屋オーシャンズ(以下名古屋):67
勝敗数:17勝6分4敗 − 名古屋22勝1分4敗
総得点数:91点 − 名古屋:127点
総失点数:58点 − 名古屋:52点
得失点差:+33 − 名古屋:+75
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*今試合のマッチレポート写真は第27節のものではありません。
写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
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