ペスカドーラ町田、第1クールの最後の試合はホーム、町田市立総合体育館でのバサジィ大分戦。前節、惜敗のペスカドーラ町田と対照的に、大量得点で大阪を下し、勢いを感じる決して侮れない相手であったが、町田市立総合体育館での初勝利に向けて、ペスカドーラ町田の気合いは違っていた。

町田は累積警告で甲斐修侍を、また怪我で松原、金山を欠く布陣。その変わりに後呂、久光(邦)、畠田とフレッシュな顔ぶれがベンチ入り。
町田のキックオフで試合開始。スターティングはホンダマルコス、滝田、横江、狩野、石渡。開始1分、ホンダマルコスがボールを奪うと、相手ゴレイロと1対1。走り込んだ狩野に冷静にパスを出し、狩野が押し込み1-0、続けざまに右サイドでボールを受けたホンダマルコスがそのまま中央に切れ込み、左足を振り抜きこれが決まって、2-0。2分には滝田が放ったシュートが相手選手に当たり、コースが変わってオウンゴールが決まる。町田は開始2分で3点のアドバンテージを奪う。大分はカウンターからチャンスを狙うが、シュートがなかなか枠に飛ばない。ここからは大分もプレスの位置を高め町田の攻撃を止めていくが、ファールが増え12分には5ファールに。前半15分、ハーフラインから大分の仁部屋が放ったシュートが狩野の出した足に当たり、跳ね返ったボールはきれいな放物線を描きながら大分ゴールへ、大分ゴレイロの後藤の頭上を越え、そのままゴールに吸い込まれる。4-0。さらに16分、狩野のコーナーキックからニアでボールを受けた横江が角度を変えるシュートが決まり5-0。ここで前半を折り返す。

後半、バサジィ大分は激しいプレスで町田の攻撃を止めていく。町田も、大分がマルシオにロングボールを当てて前線の起点を作ろうとするところ、滝田がことごとくこれを止めて決定機を作らせない。町田もボール回しから、カウンターから、と攻めているものの、最後のフィニッシュが決まらない時間が続く。しかし、後半11分、横江のキックインからニアで後呂が受けシュート、決まって6点目。ここから流れを引き戻す。続けて13分、右サイドでボールを受けた滝田がファーサイドへシュートパス、森谷が詰めて7点目。16分には横江のキックインからニアでボールを受けたホンダマルコスが角度を変えてシュート、8点目。大分も何とか1点を返す為にロングボールを前線に送るが、的確に町田がカットしていく。残り時間も少なくなり、町田の選手もリスクを犯さない。最後は途中交代で入ったゴレイロ古庄が、高い放物線を書くゴールクリアランスで試合終了。
町田市立総合体育館での初勝利は大量得点＆完封試合で幕を閉じた。