Fリーグ2007の12月の開催はセントラルで2日間連続となる厳しいスケジュール。初日の相手はプレマッチとホームゲームで敗戦しているステラミーゴいわて花巻、同じチームに負け越しをこれ以上増やさない、そして上位との勝ち点差を縮める為にも、負けたくない対戦。その意気込みと雪辱の現れか、得点ラッシュな試合となった。
現在得点王の横江は前節の怪我の影響で不出場、いつもの「スピードセット」は、金山、狩野、ホンダ、滝田、そして石渡でキックオフ。序盤からパスを回してシュートチャンスを狙う町田。そしてディフェンスを固め、カウンターの機会を伺う花巻。この構図は、プレマッチから変わらない。開始2分、右からのパスを左サイドで受けた金山、ファーを狙ったシュートがゴールネットを突き刺す。0-1。早い時間の先制点で勢いの増す町田。花巻も町田の攻撃のこぼれ玉にカウンターを仕掛けるが、町田のディフェンスの切り替えが早く、これらをことごとく阻止する。前半5分、金山のシュートを花巻のGK内山が弾いたところを狩野が詰めてゴール。0-2。その後もボールポゼッションは圧倒的に町田。パス回しからのシュートチャンスや宮田やホンダの華麗なドリブルなど、町田の多種多様にどんどん仕掛ける攻撃に花巻のファールが増えていく。前半14分には花巻が5ファールに。前半18分、ペナルティエリア内で倒され、PKのチャンスをホンダがきっちり決めて、前半は0-3で終了。
後半も気を抜かない町田。ここからゴールラッシュが始まる。後半2分、左サイドでボールを受けた金山が、フェイントでディフェンスを外し、キーパーの体制を見て、ファーサイドを狙ったシュートが決まる。0-4。続けて後半3分、左の金山から中央の狩野へ、ダイレクトで左の滝田へ、滝田から走り込んだ中央の狩野へ、狩野がダイレクトシュート。流れるようなパスワークから決まって0-5。後半4分、ホンダから左の滝田へ、滝田が豪快に振り抜いたシュートが決まって0-6。花巻もカウンターを狙って町田ゴール前までボールを運ぶが、最後のフィニッシュの精度に欠け、なかなかゴールに結びつかない。後半9分、町田の黄金ライン、甲斐が前の相根にボールを当てて、キープした相根、走り込んだ甲斐にちょんとボールを落として甲斐がファーの下スミを狙った、まるで教科書通りの美しいゴールが決まる。0-7。後半13分、角度のないところから森谷が放った強烈なシュートがファーに突き刺さって0-8。その後も後呂や森谷などが積極的にゴールを狙う。花巻はカウンターを狙うが決まらない。そのまま試合終了。第7節大分戦と同様に0-8の大量得点で勝利した。
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