第8節
  第9節

2017年8月5日(土)/18:30試合開始/町田市立総合体育館/観客1,145人
2
1
1
1
1
0

原辰介:13分
 
中井健介:33分

 
13分:山蔦一弘
 

背番号
選手名
PS
先発
1
ピレスイゴール
GK
3
森谷優太
FP
5
篠崎隆樹
FP
7
金山友紀
FP
9
横江怜
FP
10
中井健介
FP
11
室田祐希
FP
12
小野寺優介
GK
 
14
伊藤圭汰
FP
20
原辰介
FP
23
中村充
FP
99
森岡薫
FP
 
背番号
選手名
PS
先発
2
後村祐樹
GK
4
田村龍太郎
FP
7
原田浩平
FP
8
田村研人
FP
9
藤川朋樹
FP
11
森村孝志
FP
14
白方秀和
FP
18
熊谷知紀
FP
19
山蔦一弘
FP
20
米村尚也
FP
21
尾関潤
GK
 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第9節
バサジィ大分戦 ハイライト動画

【マッチレポート】

「前半戦」

 今試合、町田のシュート数合計31に対し、大分のそれは7。シュート数では圧倒しながらもロースコアで試合が進むという苦しい展開となった。







 スコアレスのまま迎えた13分、今試合初めてネットが揺れる。
 先に決定的な得点チャンスを手に入れていたのは大分だった。町田のボールを奪った田村研人がカウンターで町田ゴールへと向かう。町田のディフェンスは中村充、そしてイゴールしかいない。それに対しての大分の攻撃人数は3人。圧倒的な数的不利状況の中、中村が魅せる。田村のパスを奪うと、今度は町田がカウンター返しで大分ゴールへと向かった。




 中村からのボールを受けた中井が右サイドを突破し、中央へとボールをフィードする。ゴール前で待つ中村へのパスはディフェンスにクリアされてしまうが、クリアーボールが向かった先は原辰介の右足だった。原は冷静なコントロール後、ゴレイロとディフェンスの位置を瞬時に確認。右足で大分ネットを揺らすことに成功する。





【町田1−0大分】 <12分44秒:原辰介>

 待ちに待った先制点に会場のボルテージが上がる。しかし、ゴールから僅か8秒後、大分の山蔦一弘のシュートが町田ゴールに吸い込まれていく。
 大分がキックオフでの再開から繋いだパスの本数は5本。町田選手たちは一度もボールに触れることなく、センターサークル内へとボールを戻すことになった。



【町田1−1大分】 <12分52秒:山蔦一弘>

前半スコア【町田1−1大分】

「後半戦」

 後半に入っても町田はチャンスを作り続けた。森岡薫、室田祐希、中井健介のシュートが大分ゴールへと向かうが、得点を奪うには至らない。





 少ないシュート数ながらも大分は素晴らしいシュートシーンを作り出していた。だが、そこで立ちはだかるのが守護神イゴールだ。

 互いに譲らない状況が続く中、またも中村、中井ラインからゴールシーンが生まれる。中井が前線からハイプレッシャーをかけ、相手選手のパスミスを誘うと、そのボールを奪った中村が中井へとパスを通す。  



 中井はハイプレスを受けながらも大分選手二人をかわし、最後は左足シュートで大分ネットの形を変えた。





【町田2−1大分】 <32分38秒:中井健介>

 ホーム町田体育館に拍手と歓声が響き渡る。だが、ここで観客たちの脳裏に浮かんだのは「得点直後の失点シーン」だったのではないだろうか?

 悪い予感というものは当たるものだ。大分は2度の大きな決定機をサイド攻撃から作り出す。しかし、今度は町田選手たちが身体を張った守備でゴールを奪わせない。



 残り時間が2分を切る。前節同様苦しい残り時間が続く中、町田は6つ目のファールで第2PKのチャンスを得る。この時間帯での追加点は非常に大きな意味を持つ。サポーターたちが祈りを捧げる中、横江のシュートが大分ゴールへと向かうが、ゴレイロ後村祐樹がファインセーブで追加点を許さない。



 時間が無い大分は、原、金山の前線からのプレスを受けながらもパワープレーを強行実施。ボールを奪われるリスクを背負いながらも、粘り強く球際での戦いを制し、町田陣内への侵入に成功する。大分のパワープレー開始だ。
 ラスト1分18秒からのパワープレーシーンを見守る観衆の中、サポーター席からは選手の背中を押す「大きなペスカドーラコール」が続いた。



 1分18秒。日常生活ではあっという間に過ぎ去る時間だ。けれども、この競技ではとてつもなく長い時間になる時がある。
「一瞬の気の緩みが失点シーンに繋がる」。口で言うのは本当に簡単だが、無酸素運動を続ける選手たちは、いつでも気が遠くなる瞬間を味わうことが出来る。その極限との闘いに勝てる選手たちだけが結果を手に入れられるのだ。

 前節アグレミーナ浜松戦。そして今節バサジィ大分戦。黄色の戦士たちは「1点差」を守り切り、この上ない「勝ち点3」という結果を手に入れた。

後半スコア【町田1−0大分】
合計スコア【町田2−1大分】

・・・・・

「勝ち点差8」の中に6チームが犇めき合っている。当たり前のことだけれど、絶対に書かなければならないことを書こうと思う。

 大切なことは、ひとつづつ勝ち点を積み重ねていく事だ。



 8月5日(土)、6日(日)に行われたホームでの2連戦、町田は第9節大分戦、そして第10節府中戦での勝利を収め、3連勝という結果を手に入れた。

 次節8月20日(日)に行われる第11節シュライカー大阪戦の会場もホーム町田市立総合体育館。最高の環境だ。

 黄色に染めた会場で王者シュライカー大阪を迎え撃とう。



「勝て! ペスカドーラ町田」

・・・・・ 第9節を終えた時点での順位等

順位:12チーム中6位
勝ち点:16 − 暫定首位湘南ベルマーレ(以下湘南):24
勝敗数:5勝1分3敗 − 湘南:8勝0分1敗
総得点数:30点 − 湘南:40点
総失点数:27点 − 湘南:18点
得失点差:+3 − 湘南:+22

写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com/